厚生労働省より示されている「年収の壁・支援強化パッケージ」における「130万円の壁」 対応は、短期間労働者（パート・アルバイト）の方が繁忙期等で労働時間を延ばす等、収入が 一時的に130万円を上回ったとしても、就労先の事業主がこの旨を証明することにより、連続 2回を上限として「被扶養者資格の認定の継続を可能」とする措置です。
本件に関して、当健保は厚生労働省通知に基づき、以下の通りに取扱うことと致します。 

１．対象となる方     
事業主に雇用されている短期間労働者の方（いわゆるパート・アルバイト等で働いている方）　　　　※フリーランス、自営業の方は対象外です。                        
                                
２．本取扱いの適用が可能な場合
人手不足による労働時間延長等に伴う一時的な収入の変動により、収入が基準額（108,333 円/月）を超過した場合で、具体的には以下のケースが想定されます。
　  ・就労先の従業員が退職や休職したことで業務量が増加した
　  ・就労先において想定外の業務の繁忙があり、業務量が増した                            
                                
３．取扱いの開始時期
2023年10月20日以降、当健保にて被扶養者資格確認を行ったもの
※厚生労働省からの通知により、10月19日以前に確認を行ったものについては遡及しない取扱いとなります。                            
                                
４．具体的な手続き
①被扶養者資格確認において本取扱いの対象となる方
②扶養継続認定の申請を行う際に、申請書類（過去の課税証明書、直近３ケ月の給与明細、雇用契約書）とともに、『扶養者の収入確認に当たっての「一時的な収入 変動」に係る事業の証明書』をご提出下さい。
尚、証明書は被扶養者の就労先に作成を依頼して下さい。                    
                                
５．その他                               
・上記の証明書を提出することにより被扶養者資格の認定を保証するものではござ いません。当健保にて総合的に判断致します。
・60歳以上または障害年金受給者の収入認定基準は、年間180万円未満、月額15万円未満となります。

参考　厚生労働省ホームページ「年金の壁・支援強化パッケージ」